ドリルドライバーには、バッテリーを充電して使う「バッテリー式」と、電源コードをコンセントに差し込んで使う「コード式」があります。
コーヒードリラーの視点から、それぞれの特徴を紹介します。
やっぱりバッテリー式?でも、コード式も良い所があります。
バッテリー式 ドリルドライバー
バッテリー着脱式のタイプ
バッテリー内蔵式のタイプ(IKEA FIXA 14.4V)
ドリルドライバーの中にバッテリーが内蔵されていて、電源コードがありません。
大手の電動工具メーカーは、バッテリータイプが主流になってきているようです。
バッテリーの種類は、主に2種類です。
- ニカドバッテリー
- リチウムイオンバッテリー
バッテリーの詳細については、追加予定の記事をご確認ください。
長所
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何処でもコーヒードリリング可能
バッテリー式の最大の長所であり、コーヒードリリングの大きなメリットの1つでもあります。
電動のコーヒーミルは世の中に沢山ありますが、バッテリー式のものは殆どありません。
そのため、電源の無いアウトドアなどでコーヒーを淹れたいときでも、コーヒードリラーで無い方には、手挽きコーヒーミルをゴリゴリ回すしか選択肢はありません。
1人分くらいなら、それでも十分ですが、多人数でのBBQなどではどうでしょうか?
私にも経験がありますが、手挽きではとても間に合わず、疲れ果ててしまいます。
バッテリー式のドリルドライバーを使えば、アウトドアでもコーヒードリリング可能です。
あっという間に人数分の挽きたてコーヒーを淹れることができますよ。
また、アウトドア以外でも、好きな場所でコーヒーを挽けるのはメリットがあります。
コーヒー豆を挽く音って、実は結構大きいです。
コーヒードリリングに出会う前、この音で子供達が起きてしまわないか気になって、夜中にコーヒーを淹れるのを諦めた事もありました。
電源不要のバッテリー式のドリルドライバーでコーヒードリリングをするようになってから、そんな生活も一変!
子供が寝ている時は、玄関や風呂場とか、寝ている子供達に音が届かない場所でコーヒー豆を挽き、夜でも挽きたてコーヒーを楽しめるようになりました。
短所
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充電を忘れると使いたい時に使えない
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価格が高い
お客様が来た!さあ、挽きたてコーヒーておもてなしだ!
・・・と思ったら、バッテリーが切れていて、泣く泣く手挽きでコーヒー豆を挽くことに。
こうした困った事態が良くあるのが、充電式の短所です。
また、一般的にバッテリー式はコード式よりもお値段が高いです。
大手メーカーの本格的なリチウムイオンバッテリーモデルは、びっくりするほど高価です。
また、バッテリーも高価なので、バッテリーが劣化したときに意外な出費がかかります。
ただ、コーヒードリリングにはそれほど高価なモデルは必要ありません。
リーズナブルなバッテリー式のドリルドライバーも沢山ありますので、目的にあったものを選びましょう。
コード式 ドリルドライバー
電源コードをコンセントに繋いで使います。
建築現場などでは、電源を確保できる場合が少ないため、コード式は家庭のDIY用途のものが多いです。
最近は大手電動工具メーカーのラインナップもバッテリー式の方が多くなってきていますが、ブラックアンドデッカー、リョービ、高儀などでは現在も発売しています。
長所
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充電不要でいつでもコーヒードリリング可能
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バッテリーの寿命が来ないので長く使える
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バッテリーが無い分、本体が軽い
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コーヒードリリングに適した回転速度の製品が多い
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価格が安い
充電が不要なので、バッテリーが切れた!という事態になりません。
この安心感がコード式の最大の長所です。
バッテリーが無いので、バッテリー故障やバッテリー寿命も無く、長く使える安心感もあります。
バッテリーの重量分、軽くて持ち易いのも隠れた魅力です。
また、コーヒードリラーにとってだけの意外な長所として、「ちょうどよい回転速度」があります。
コーヒードリリングをする上で、ドリルドライバーの回転速度には最適な速度というものがあります。
早ければ早いほど良いわけでなく、早すぎるとコーヒー豆が挽けずに、コーヒーミルが空回り(アイドリング )してしまうからです。
コード式のドリルドライバーは、DIY初心者用だからなのか、回転速度のモードが1段階しかないものが多いです。
(中級者用以上のドリルドライバーは、低速と高速の2段階のモードがあるのが普通です。)
この1段階で、ドリル(穴あけ)とドライバー(締め付け)の両方の機能を満たすため、500rpm程度の中くらいの回転速度を持っています。
実はこの中くらいの回転速度が、コーヒードリリングには最適。
コード式のドリルドライバーは、コーヒードリリングに「ちょうどよい回転速度」を持っています。
また、バッテリーが無いため価格が安く、安価にコーヒードリリングを始めるのにも向いていますよ。
短所
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電源コンセントが無いと使えない
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コードが煩わしい
当たり前といえば当たり前ですが、電源コンセントが無いと使えません。
自宅でのコーヒードリリングでは問題ありませんが、アウトドアではバッテリー式を選んだ方が良いかもしれません。
また、やはりコードがあるので、やや煩わしく感じる時があります。
コードを引っ掛けて、コーヒーサーバーやコーヒーカップを倒してしまったりということも良くありますので、取り回しにご注意ください。
まとめ
バッテリー式とコード式のドリルドライバーの違い、お分かりいただけたでしょうか?
バッテリー式のメリットは大きいものの、コード式も意外なメリットがあることがお分かりいただけたかと思います。
もしどちらか1つだけを選ぶとしたら、コーヒードリリングの自由さを体感いただくため、バッテリー式のドリルドライバーをオススメします。
ただし、できれば充電忘れや故障時の対応のために、コード式のドリルドライバーも持っておくと安心ですよ。